のらぶ
ほっ、と一息つく。
「そうか、帰ったのか」
(……そういえば、今、何時だ?)
そう思い、時計に眼を向けた。
「げっ?!」
昨日と同じ状況、いや、ひどい頭痛がするから、昨日よりも状況は悪い。
……くそ。流石に昨日は飲みすぎたか?
自分の心の深層に沈んでいた淀みを打ち明けたからか、気分は悪く……
(……ない、とは言い切れないな)
二日酔いだろうか、酷い頭痛がする。精神的には爽快なのかもしれないが、体調は最悪といっていいだろう。だが、今日は彼女に会って礼を言っておきたい。
たかだか一言礼を言う為だけに、この状態で学校に行くなんて……馬鹿げている。
だが、言わなければ自分の気がすまない。
だから緋影は急いで学校に行く準備を始めた。